
[SCHEDULE / VENUE]
2022年9月28 日~10月2日
サンシャイン劇場
[INTRODUCTION]
日本古典の名作を人気実力派キャストがお届けする、「朗読×日本舞踊」の新感覚エンターテインメントシリーズの第2弾!
歌舞伎の始祖とも言われる伝説の女性、出雲阿国と希代の傾き者として名高い名古屋山三。そして阿国を支えた女形、三十郎。三者三様の恋模様を濃密に描きます。主演の阿国役と、その彼女を支える三十郎役を、元宝塚歌劇団の瀬戸かずや、綾凰華がWキャスト&スイッチキャストで演じる本作。名古屋山三役には、人気実力派声優として数々のシーンで活躍する竹内栄治、土屋神葉、石谷春貴、高木渉が日替わり出演。卓越した表現力を持ち、若手舞踊家のトップとして日本舞踊界を牽引する花柳幸舞音と、古典作品をはじめ『ART歌舞伎』など伝統芸能の新たな表現を追求する藤間涼太朗による舞踊。さらに生演奏が入り、朗読劇の枠を超えて、観客の五感と想像力を刺激する。
演出は、シリーズ第1弾に引き続き、脚本家・演出家として数々の話題作を手がける劇団「柿喰う客」の中屋敷法仁を迎える。
[STORY]
一人の女芸人が、その踊りの才により頭角を表した。彼女の名は阿国。
希代の傾き者として名高い名古屋山三は、駆け出しの阿国を見染め、共に風雅の芸を極める夢を見る。異なる二人の才能がぶつかり合い、新たな芸が芽吹き始めたその前夜、山三は家のため他家に仕官することになり、さらには武士としての義理を立てるため命を落としてしまう。
人気も凋落し、傷心する阿国の元に残ったのは浮浪児から拾い上げ弟子として育てた少年、三十郎ただ一人だった。
阿国は、三十郎を己と瓜二つの女役に仕立て上げ、己は男役として山三に成り代わり、濃密な男女の恋愛を描いたかぶき踊りとして上演する。いつしかこのかぶき踊りは大評判となり、阿国は三十郎と共に各地を巡業する旅に出る。
男として阿国を深く愛しながらも、師弟という関係を壊さぬよう、ひたすらに女形に徹する三十郎。
一方、阿国は名声を得てもなお山三を忘れられず、その幻影に徐々に心を蝕まれていく ――――
[CAST / STAFF]
〈朗読〉
瀬戸かずや/綾凰華(Wキャスト・スイッチキャスト)
竹内栄治(9/28出演)
土屋神葉(9/29出演)
石谷春貴(9/30出演)
高木渉(10/1,2出演)
他
〈舞踊〉
花柳幸舞音
藤間涼太朗
〈演奏〉
KOHKI
大河内淳矢
飯野和英
上演台本:与田想
演出:中屋敷法仁
音楽:KOHKI
振付:花柳幸舞音